2011年4月16日土曜日

FarmHelperの今

もう4月半ば「早い、早すぎる」。20代の頃自分より年配の方が「年をとると1年が早くて…」良く耳にしたこのセリフ当時私の心中は…そんな訳ないよ時間は全ての人に平等なのだ…そんなふうに思っていた。ところが、早い確かに早いのである。ここ最近はありがたい事に仕事の依頼も1か月の内25日~30日ぐらい入るようになり朝2時~3時起き、夜9時に寝るとても健康かつ清い生活。ただしこの健康かつ清い生活をしていると俗世間からどんどん遠ざかって行くことに気が付いた。その結果「アレ今日て何日?何曜日?此処はどこ?私は誰?」状態。仕事の依頼の電話を受けながら青い手帳を開き「え~と3日後ですね。あれ?今日って何日でしたっけ?」この始末。このままではいかん…なにかリフレシュしてこれから忙しくなるであろう農繁期に備えなくては…という事でそろそろXL250Sの冬眠明けを考えている今日この頃。追伸、愛車のボロ車のボロは20万キロ突破記念としてT-BERT交換、以前からラジエータ液を噴き出していたラジエータの部品交換をしてご満悦。…イイの~お前は部品の交換が効いて絶好調のようで。この疲れきった主人を見て何も思わぬか、薄情な奴め…「あんたも交換するかい?全てのパーツを…ヒッヒッヒ」恐るべしボロ

2011年3月26日土曜日

「すいませ~ん、ほんとすいませ~ん」

ん~久しぶりにPC開きました。忙しかったんです、本当です。なになに、遊び呆けていたんだろうって…違いますって。手帳を見てみると前回のオフが3月10日。ハイそれから明日の午前中まで仕事が入っています。頑張ってますよ。今日の仕事の依頼は清水町のA.M.farm。最近あらたに仕事をさせて貰っている牧場です。ここは繋ぎの80頭搾りの牧場。初めて行った日、私は震えた。「ミルカーが。い、生きている」なんと搾乳が済んだらミルカーが「終わった終わった。えぇ~と次はっと」と鼻歌でも歌っているかのように移動して次の牛さんの所で「此処だよ。オセェーヨ。てきぱきやれよfarmhelperよぉ~マジイラツク」的な圧力全開。「すいませ~ん不慣れなもんで、ほんとすいませ~ん…」かなりヤラレぎみです。だけど心中…今に見ておれ、あと2,3回、いや4,5回やれば俺も慣れるはず。そして必ずやお前えを超えてみせる。その時になって思い知るがいいfarmhelperの本当の恐ろしさを。ハッハッハ…だけど今は「すいませ~ん、ほんとすいませ~ん…」なのである。そうそう今年から年甲斐もなくバイクに乗ろうと思い古いオフロードのバイク買い今は友達のHの…これって?ナンバー付いてますよね?これって普通に公道…的なバイク製造工場のVENTURIで静かに冬眠中。え、何でそこで冬眠させているのって?家族は知らない私の…17年振りにバイク乗ろう。頑張れオヤジライダー計画…を

2011年3月4日金曜日

怪しいおっさん?いえ違いますFarmHelperです。

 ん~美しい若牛さんですねぇ。でもドナドナなんです。そうです、そうなんです…売られてゆくよ~…私がお世話になっている牧場の多くは乳量もさることながら繁殖の成績が良いです。そのため牛舎や設備の関係、餌の確保、糞尿の処理、などなど色々な事情であふれた若牛さんを個体販売しています。突然ですが、この画像の若牛さん幾らぐらいだと思います?ヒント、この子は月齢15か月ぐらいでお腹に赤ちゃんがいます。ハイ、其れでは答えの方を発表します。…なんと60万~70万円位です。…どうですか、驚いたか。酪農は牛乳を搾る仕事。その牛乳を出してくれる牛を作るのも酪農家の大事な仕事なんですねぇ~。今日の朝、牧場での会話「お母さん、この牛毛刈りしてるけどどうしたの」「入れるとこ無いからさぁ~売るしかないっしょ」「じゃあさ1頭もらってくよ」「もってけ、1頭なんてケッチクサイこと言わんで全部もってけ。でもあの車に入るかい?」…ハイ。有働君の負け…牛さん他の牧場に行っても元気で頑張ってね。「って言うか~オジさんってぇ~何者?わけ解かんないしぃ~なんか、ずっと私の事見てるしぃ~アヤシイ感じだし」…いえいえ怪しい者では御座いません、ただのFarmHelperで御座います。これからもお見知りおきを…そうそう釣り仲間のTに頼まれた竿を作り始めました。オジサン頑張って作るからね。

2011年3月1日火曜日

青い手帳と40歳の青い春

嬉しい。嬉しい事の宝箱や。仕事の依頼が…「信じられないが嬉しいな」なのである。画像に写っている青い手帳、そう其れは私の命と言っても過言では無い…HarmHelperのお仕事、有るかな?無いかな?開けてビックリ命の手帳…ヘルパーを始めた最初の頃は「白い。雪のように真っ白い。こんな手帳…こうしてやる、エィ~」だった手帳が今は「うん、うん、なになに、明日は~はいはい、明後日は~そうかそうか。」嬉しいです。有り難いです。手探り、見切り発車、相変わらずのムチャぶり発揮で始めた個人の酪農ヘルパー何とかやってます。頑張るぞ~酪農ヘルパー功樹、FarmHelper功樹。と仕事の話は此処まで、相変わらず遊びにも頑張る中年の皮を被った少年の私。若かった青春の日々、「あぁ~あの風をもう一度…」と言う訳でバイク買いました、落としました。オークションで。オークション初参戦の私、落とせない。キャバクラのナンバーワンを落とすより難しい。でも頑張った。本当に頑張った。「自分を 褒めてあげたい」ぐらい頑張った。大人のオフ車手に入れたぜ。あとはこの旧車を綺麗に、美しく、でもってキャバクラでは無く高級クラブの彼女達のように品の有るFarmHelper功樹にふさわしい車体に…分かっているなアバラの折れたエンジェルVENTURIのHIROSIよ。忘れるなよ…目の前を川の流れの様に流れていった一台のバイクを…格安でお願いします。HIROSI君。

2011年2月18日金曜日

素晴らしき酪農家~人に優しく~

 今日は久々の完全オフ。なのに朝2時30分に目が覚める。完全完璧な酪農体に仕上がった自分の体と精神に満足。最近は仕事の依頼も幅が広がりFarmHerperを始めた当初の理想に大分近づいて来た。11日~14日に上士幌のT.H.farmに行っていました。このように同じ牧場に連日で行くと牛の変化、疾病の発見、発情の予測などなどヘルパーでは普段あまり接しられない酪農の核に接し「あ~素晴らしきかな酪農」などと独り言を言いながら汗しています。素晴らしいと言えば先日こんな事が…その日は朝4時から士幌のT.H.farmで搾乳、8時から士幌のE.T.farmで給餌、2時からT.H.farmに戻り給餌3時30分から搾乳の予定でした。E.T.faemで給餌の途中に携帯が鳴り、でてみると以前に紹介してもらい挨拶に行っていた士幌のT.K.farmの旦那さんで話を聞くと、奥さんが怪我をして夕方の搾乳が出来ないとの事。以前、挨拶に行った時に搾乳は120頭を奥さん一人で搾っているとの事。さぁ~どうするよ俺。T.H.farmの旦那さんにその事を話したら「いいよ、こっちは大丈夫だから。奥さん怪我して困ってるんだから行ってあげてよ、困っている時は助け合わないと、有働くん頑張って来て」感動した、猛烈に感動した。だけどFarmHelperとして仕事の依頼を受けているのに承諾を得ているとは言え途中で違う依頼を受けた自分に「本当に良かったのか?俺の行動は、Hさんに対して失礼じゃないかな?」無事にT.K.farmの搾乳を終え帰宅。その時電話が「有働君お疲れ様、次の予約入れたいんだけど良いかな…」T.H.farmの旦那さんからでした。嬉しかったです。涙が出るくらい…Hさん、笑いながら仔牛ちゃんの角焼きをする貴方が少し怖いけど、もし緊急で困った時連絡して下さい。雨が降ろうが槍が降ろうが、這ってでも貴方のもとに参上します。人に優しく…その言葉の意味を深く理解した40歳の春でした。






2011年2月8日火曜日

ダースベイダーにシビレルゥ~

それは突然だった。朝3時、ボロ車のボロにエンジンをかけた時。ボロが白い煙に包まれていく「ボ、ボロイリュージョン…お前いつの間にこんな技を…」と思ったらマフラーが折れていた。気持ち良いぐらいに折れていた。「だよねボロがイリュージョンなんて出来るわけないよな…だけどこのマフラーの折れっぷり、ん~なかなか出来るものでは無い。さすがボロ、やる時は徹底してやる。いいぞぉ、ウム、ウム」と言う事で友達の「このハーレー誰が乗るの?これ乗ったら後ろから頭に赤いの点けた白と黒の車が追っかけて来ちゃうよ、イイの?それでもイイの」的なバイクを作り続けて10数年のVENTURIのHの所へ。このH、普段は脳天気の代表取締役。ところがボロの修理に取り掛かった瞬間、溶接の為にダースベイダーみたいな面をつけたHを見て…あぁ~その軽やかな身のこなし、素早い判断、正確な作業、ん~チョットカッコイイかも、いや超カッコイイかも、ん~シビレルゥ~…やっぱりプロフェッショナルの仕事て見ていて感動します。そして誓った…オラももっとHelperとして腕を磨いてオラの仕事を牛舎のかげから見ているベッピンさんが一言「シビレルゥ~」と頬を赤くしている。そんな超一流のFarmHelperになろう…と拳を天高々に突き上げました。まぁ~そんな話は置いといて、無事にボロも直り一日平均100キロの生活に戻りました。頑張れボロ、負けるなボロ、俺とお前を待っている牧場がある限り…そうそう、そう言えばHはあばらの骨が折れているんだったな、そんなHに特別にマル秘の情報、誰にも教えるんじゃないぜ「骨が折れたら医者に相談じゃなく牛乳に相談だ」。
お後がよろしいようで

2011年2月4日金曜日

「農家だから…」そこがポイントですよ親方

最近、携帯が頻繁に鳴る。仕事の依頼の電話がほとんどだが…「有働くん誰かいい人いない?」こんな電話も結構ある。話を詳しく聞くと慢性的な人不足、規模拡大、怪我等による欠員などなど。新聞やテレビのニュースなどで良く耳にする「過去最低の失業率…」どうゆうこと?「このご時世なかなか仕事がないよ…」なんで?働き手が欲しい人、仕事が欲しい人。難しいなぁ~世の中。ということで…緊急、どうする酪農?FarmHelperからの警告…まず酪農経験が無い人が酪農、牧場と聞いてイメージする事…汚いしぃ~臭いしぃ~危ないしぃ~休み少なそうだしぃ~朝早いしぃ~なんかぁ~辛そぉ~だし…はい正解。その通り。酪農は汚いし臭いし危ないしだいたい週一の休みだし朝早いし辛いし。酪農は甘くない。だけどそれは酪農だけじゃない、どんな仕事も同じ。仕事によって辛いことの種類が違うだけの事。その反面、楽しい事や嬉しい事もそれぞれの仕事に有ると思う。とうぜん酪農にも楽しい事、嬉しい事が沢山ある。休みや日々の休憩時間も上手く使えば十分楽しめる。次は雇う側の牧場。酪農家さんが「農家だから…普通の仕事とは違うから…」と言っているのを聞く。ここです、ここがポイントです。この後に続く言葉が大切です。農家だから従業員に与えてあげられる…。必ず有るはずです。それは物だったり時間だったり感動だったり。さぁ~そろそろ時間なので先生結論をお願いします「え~それでは、酪農は大変で楽しい仕事。以上」「えぇ~それだけ」はい、それだけです。